流れなので、もうひとつ高音域に関するお話を。
高音を出す為には、「頭に音を響かせる」とか「ノドを開く」とか「力を抜く」とか言われるんですが。
いずれも言葉で表す程簡単ではないですよね。
人間の脳というのは、なかなかコントロールが難しいもので、力を抜こうとすればする程力んじゃうもんですよね?
「ピンクの象だけは絶対に想像しないで下さい」
と言われると逆にピンクの象を考えてしまうのと一緒です🙄
ノドを開く為には、力を抜いて、頭の上にイメージを持っていく為には、他に意識をズラすのがポイントになるのです。
では、どこに意識をズラすか?
それがズバリ、お腹です。
お腹に意識を置くというよりも、高音域のフレーズ前の腹式呼吸をしっかりする。
難しいフレーズの前程、人は無駄に意識が散り、歌いやすいフレーズでは普通に出来ている事が出来なくなるんです。
なので先ずはしっかり腹式呼吸です。
腹式を行う事で力を抜く土台がしっかり出来ます。
また「力を抜く」という言い回しも加減が難しいもので。
力がゼロになる訳では無いのです。
ノド周りの筋肉に入る力を最小限にしていく事で、より音が響きやすい状態にしていく。
その為には腹式呼吸をしっかりする。
という流れになります。
僕は研修生時代に、基礎がおろそかになるから高音が出ないというループに、長い間悩みました。
基礎、基礎って言うと先生っぽくてイヤなんですけどね 苦笑。
キルビルボーカルアカデミーでは、全力先生なので😎
高音もそうですが、難しいフレーズの前の息継ぎは是非気をつけて行ってみて下さい。