今回のテーマは「ミックスボイス」についてです。
ミックスボイスは、以前取り上げました通り、驚異的な高音域を作り出します。
ミックスボイスがコントロール出来る様になると、半音や全音の差ではなく、5音〜6音位伸びます。
僕もミックスボイスの存在を知らなかった頃は、ミックスボイスシンガーが魔法使い様に見えてました。
別世界の人というか。
地球人ではないというか🙄
でも、カラクリを知った時に「僕の様な地球人でも出来るかも!」と、目を輝かせたものです。
ミックスボイスは、裏声を地声と同じ様に硬くまとめていく発声になります。
息が散るとファルセットとなり、息がまとまるとミックスボイスとなります。
声が面で響くとファルセットになり、点で響くとミックスボイスになります。
ミックスボイスシンガーになるには、先ずミックスボイスを知る事です。
男性ならば高音域のB以上、女性ならばD以上の音を使う歌を徹底的に聴く。
黙々と聴く。
飽きるまで聴く。
そうすると、ある日ある時、カラクリが分かる瞬間が来ます。
知らない人程聴き込まなければなりません。
僕も最初は知らない人の1人でした。
謎が解ける瞬間までひたすら聴きまくりました。
もちろん、逆に、どの様な形でもミックスボイスが出せる人は有利になります。
知っている人は是非息をコントロールする訓練をして下さい。
ミックスを練習する事で、発声全体も整います。
知っている人がミックスを練習する事は、既に切り拓かれた道を整える作業をするのと似ています。
知らない人がミックスを練習する事は、新たに道を切り拓く作業に似ています。
自分が何処にいるかをしっかり確かめて、現在地からミックスをコントロール出来るところまで高めていきましょう🎤😊