今回のテーマは「声が聞こえない時程、いつも通り歌う」です。
モニター環境はその場所によって違います。
とくにバンドではボーカリストのモニター環境は厳しい事が少なくありません。
自分の声が聞こえてこないと、力みがちになります。
しかし、力みは本来の発声のバランスを崩す事になり兼ねません。
力むと声と共に出る息の量が多くなります。
息の量が多くなると、声の芯がボヤけます。
そうするとますます、マイクに声が乗りにくくなり、声が更に聞こえにくくなります。
悪循環に入ってしまう訳です。
耳には、外耳、中耳、内耳という音を聞き取る3つの部分があります。
外音が聞こえにくくても、内耳が音を聞き取ってくれるものなのですが。
力んでしまうと、口やアゴの力が内耳を圧迫してしまい、尚更聞こえにくい環境を作り出してしまうんです。
なので、「声が聞こえない時程、いつも通り歌う」事が重要になります。
いつも通り歌う中で耳が慣れてくると、声が聞こえてきます。
そのバランスに身体を合わせていく事が重要になります。
「声が聞こえない時程、いつも通り歌う」様に心掛けていきましょう🎤😊