本日、スルースキルズの4周年記念のワンマンライブでした。
会場は渋谷O-WEST。
チケットはソールドアウト。
パンパンのお客さんに、ガンガンのレスポンスの中、スルースキルズ解散が発表されました。
今後のライブは解散ライブ1回きり。
まさかの解散発表の瞬間は、会場中に衝撃が走り、その後気まずい空気と静寂が会場を包みました。
当然です。
僕をまだ現実を受け入れられません。
スルースキルズ解散。
僕の中では、ここ10年の中で1番ツライ出来事でした。
僕は人には期待しないと決めていました。
勝手にした期待は、いとも容易く裏切られるから。
でも僕は様々な条件を度外視して、スルースキルズと共に夢を見る覚悟をしました。
寝食を忘れ全力で頑張りました。
これだけは胸を張って言えます。
それだけ、魅力と可能性を感じるグループでした。
不器用ながらも全力で頑張り、たくましく成長していく彼女達に何度も勇気と希望をもらいました。
僕が今までスルスキに使ってもらった楽曲は20曲以上。
しかし、今専用のフォルダを開いたら、スルスキの為に作った曲は100を超えていました。
メロとコードだけではありません。
打ち込みから仮歌入れまで完パケした曲が100です。
ミュージシャンはプライドが高い動物です。
普通は1曲でも却下されたら「2度と奴等の為になんか曲なんて描かねー」って口にします。
曲を否定されるのは、自分の全人格を否定された気分になるからです。
楽曲製作にはそれだけの熱量が必要になります。
それが80曲のボツです。
自分の中では常軌を逸しています。
僕はベビーメタル界の住人で、アイドルにハマったのは「おニャン子クラブ」以来でした。
メンバーの誰の事も女性として愛しませんでしたが、グループの事は純粋に崇高に愛しました。
これからも楽曲提供をする事もあると思います。
しかし、これ以上純度の高い愛をもって接するグループはもう無いと思います。
大人というものは、困ったもんですね。
わんわん泣いて、弱さを見せられる人が居たらどれほど楽なのかと思います。
そんな人もおらず、ただただ割り切れない大きな悲しみを抱えています。
「出会ってくれてありがとう」なんてキレイな事を言えるのは全然先になりそうです。